ど~も、らきしにです。
今回は、僕が携わっていた「ガス圧接」について書いていきます。
ガス圧接とは
圧接とは、鉄筋と鉄筋を特殊な工具で固定し、バーナー(火口)で熱し、鉄筋の温度を約1300度にします。
そこに圧力を加える事により、原子同士が結合し、圧接が完了となります。
基本的に、圧接は母材より強度が強いので安心です。
しかし、人の手でやる作業ですので心配になりがちですが、ほとんどの現場では抜き取り検査や超音波探傷検査などで確認しますので、さらに安心です。
ガス圧接の必要性
土木や建築構造物、高層集合住宅の多くは鉄筋コンクリートで作られています。
現場で使われる鉄筋は、最長12mのため、それ以上の現場では必ず鉄筋継手が必要になってきます。
そこで使われる継手工法の1つが、ガス圧接です。
沖縄では、ほとんどがガス圧接継手です。
ガス圧接継手工法のやり方
今回は、現場での写真ではないのですが、やり方は一緒なので説明していきます。
鉄筋の端部を切断し綺麗にする
鉄筋の切断機を使用すると、こんなに綺麗になります。
専用固定器具に設置する
このように鉄筋と鉄筋を、しっかり固定します。
バーナーで火を入れ、圧力を加えていきます。
この近くはかなり高温になります。
夏場は、鉄筋屋さんや他の業者に避けられますが、冬場は重宝されます(笑)
圧接完了
このように綺麗なコブができます。
外観検査(見た目と大きさなどの基準)がありますので、合格ラインは分かりやすいです。
まとめ
ガス圧接は、今までの実績から安心して任せられる工法です。
ちょっとした民間工事では、あまり必要ありませんが、アパートや団地では施工してますので、皆さんの知識になればと思います。